虫歯治療について
では、「なぜ、虫歯ができるのでしょうか?」
虫歯とは、口腔内で細菌が作り出した酸などにより再石灰化が追いつかず、歯が溶かされ、穴があいてしまう病気の事で、感染症の一つとされています。初期段階では痛みを感じないため、自覚症状がないまま進行してしまうのが特徴です。
一度虫歯になると自然には治らず、放っておくとどんどん悪化し、歯を多く削ることになってしまいます。
虫歯が大きくなると歯の神経を取らなければならなかったり、場合によっては歯を抜かなければならないかもしれません。
また、抜歯の原因の32%が虫歯が原因です。
早めに治療すれば、削る部分が少なくてすみ、抜歯のリスクを下げることができます。
どのような病気も早期に発見し治療することが良い結果につながります。
初期のうちに診察を受けることをおすすめします。
C0:脱灰
痛みがなく、自覚症状はありません。
この段階なら、適切なブラッシングとフッ素塗布により、再石灰化して治ります。
C1:歯の表層(エナメル質)の虫歯
まだ痛みはありませんが、歯の表面が白くにごり、ザラついてきます。
この段階も歯を削る治療は行いません。
適切なブラッシングと再石灰化を促す処置を行います。
また、定期的な観察で虫歯が大きくなっていないかのチェックが必要です。
C2:歯の中(象牙質)の虫歯
この段階になると、冷たいものや甘いものを食べたり飲んだりすると、しみたり痛んだりします。治療は虫歯の部分を削り、詰め物(インレー、レジン)で保護します。
C3:神経まで達した虫歯
この段階までくると、激しい痛みを感じることがあります。治療は神経を取る必要が出てきます。神経の治療後、かぶせ物(クラウン)を装着する形が一般的です。
C4:歯の根まで達した虫歯
ここまで進行すると、炎症を起こして膿がたまり、最悪の場合抜歯が必要になります。
この状態にならないように早期に歯科医院を受診してください。
- 「歯医者はなんとなく怖い 」
- 「虫歯は進行しているのはわかっているけど、痛くないのでそのままにしている」
- 「痛い治療が嫌だ」
と思われている方が、多いのが現実です。
当院では、不安を解消していただく為に治療についてのご説明をきちんと行います。不安な点や分からないことがあれば、お気軽にスタッフにお尋ねください。また、当院では、患者様が安心して治療をお受け頂けるように「痛みを抑えた治療=無痛治療」への取り組みに力を入れております。
次に、無痛治療についての詳細を掲載しておりますので、是非、ご覧ください。
無痛治療について
患者様は必ず歯科医院に不安を持って来院されると思います。
少しでも不安を解消できるように、痛みの部分を少しでも無くせるように、以下のような取り組みを行っております。
当院では、ニプロジェクトという歯科用の電動麻酔注射器を採用しております。
一般的に使用されている30G、31Gよりも細い針を使用しています。
そこで、当院では「表面麻酔」と呼ばれる塗り薬を使って、 麻酔の注射針が刺さるときの痛みを抑えるようにしています。